「iPV8 by Pioneer4you」テクニカルMODレビュー

iPV8

by Pioneer4you

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スペック

  • サイズ:88×24×41.5mm
  • チップ:YiHi SX330-F8
  • 出力(W):10~230W
  • 許容抵抗値:0.15~3Ω(VW時),0.05~1.5Ω(ジュールモード時)
  • 温度管理モード:Ni200/Ti/SS304/TCR
  • 温度制御範囲:100℃~300℃/212℉~572℉
  • マイクロUSBポート搭載
  • OLEDディスプレイ
  • 使用バッテリー:18650を2本使用

iPVシリーズはかなり前から存在し、8まできましたね。7出たのかしら?と思ったりもしますが、とにかくこれは8です。

搭載チップはSX330-F8ということで、SX350Jの機能よりも簡素化されているような感じがします。個人的にはワッテージのメモリー機能(ワンクリックで任意に設定したワッテージになってくれるアレ)がないというのがアレですが、温度管理についてはSSワイヤーも対応しています。

んでもSX350JもフェームウェアをアップデートすればSSワイヤーでの温度管理ができるようになるんですって。

ちなみにアイピーブイ8は230Wもの出力が可能となっています。100W常用している人でさえ日本ではかなりのマイノリティなのに、200Wオーバーとかアホなのかな?と思います。しかもそれをウリにしているっていう。

違うの。僕がこのiPV8を好きになったのはそういうところじゃないの。そこんところはあとでまとめで言うけど他にいいところいっぱいあるの。

開封

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付属品

  • 1 x iPV8 230W Mod
  • 1 x マイクロUSBケーブル
  • 1 x マニュアル

付属品はいたってシンプルです。

キットでなく本体のみの場合は付属品が少ない傾向にありますね。当たり前ですね。

外観

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液晶が小さめね!!と思いましたが、普段あるところとは別の広い面積部分にあるからそう見えるだけですね。

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ちなみにここの背中?の部分は合皮のような素材になっており、質感がイイです。メタル×合皮の違和感のないコラボ。これだけでだいぶ印象が変わります。

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マイクロUSBを挿すところです。一応バッテリーの充電ができるそうですが、パススルー機能はついていません。

そもそも論としてパススルー自体がMOD本体やチップに大きな負担をかけるので推奨されていません。仮に可能なMODだとしても充電ケーブルを繋いだままのVAPINGはなるべく避けたほうが無難かと思います。

基本的にはファームウェアのアップデート用だと思っていただいたほうがいいかもしれませんが、外国のレビュアーさんによるとiPV8についてはファームウェア自体がアップデートしないかもしれないとのことでした。

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510接続で、一見するとネジ式のポジティブだと思いますよね?僕は思いました。しかしこう見えてスプリング式だったのです。

この美人さん薬指に指輪してないやんけ!近づいたろ!・・・なんやて!!既婚者やて!!子供も3人おる!!!くらいの衝撃。

Everything is not always how it looks.
「見えているものすべてがいつも真実であるとは限らない」

リンカーン・バローズがこんなようなことを言っていましたね。敵意むき出しゴリラみたいな見た目しているくせに深いことを言う。

そうそう、プリズンブレイクが2017年に新シリーズ発表らしいンゴね!!要チェックっすよね!!僕はマホーンが好き

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くぱぁ

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蓋と底にバッテリーの向きを示す印が2個あります。

これで間違うような人はVAPEに向いていません。事故を起こす前にまず危機意識を培いましょう。

ちなみにこのバッテリーカバー部分、くぱぁしている状態だとけっこうグラつきます。しっかり固定されているのか?と心配になるレベルですが、どうやら大丈夫のようです。

小さいね

これ、デュアルバッテリーなのに驚異の小ささと思いました。

デュアルバッテリーといえば「電池が長持ちしてハイパワーもいけるけどデカい」という通説を覆してくれたように思います。まぁ、普段使っているデュアルバッテリーMODはBansheeなので余計にそう思ったのかもしれません。

ということでちょっと並べてみるンゴ

左からBanshee、iPV8、OCULAR Cです。

 

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ご覧いただいたとおり、だいぶ小さいですね。あと、エッジのアール加工がミソ。これはイイ。

なんだかんだでポケットインVAPERの私としてはBansheeはその大きさから「うーん。。。かさばりがち。。。」と感じることが多かったのですが、さながらシングルバッテリーMODとそこまで変わらないサイズ感です。もちろんバッテリーを2本積んでいるので重さはありますが、それは仕方のないことですしね。省スペースは正義。

ちょっと使い方

5クリックでパワーオンです。ちなみに5クリックでパワーオフにはなりません。

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起動画面です

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パワーモードの画面です。電池残量・抵抗値等の情報が出ます。下の0325はパフ回数で、吸っている間はパフ回数の代わりにパフしている時間が表示されます。ちなみに吸っているときにめっちゃ見づらい上にパフやめると表示が切り替わる意地悪仕様。まてよ・・・?パフ時間なんか気にしたことなかった/(^o^)\

パワーオンの状態で5クリックするとメニューモードです

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パワーモードと温度管理モードです

温度管理モードでは、℃管理か℉管理かを決め、温度の設定をし、コイルの種類を決めるのですがここで二点ほど気になるところが。

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マニュアルに書いてあるのはSS304ですが、画面に出てくるのはSS316。なぜなのかは不明。どちらを使えばいいのかも不明。そもそも私はSSを使いませんし温度管理も使いません(^ω^)

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SX PURE??はて??

人に聞いたり調べてみたところ、どうやら新システムを搭載した純正のアトマイザー専用であり、この新システムというのがなかなか画期的でよさげなのでとても気になります。

気になる人はこの辺どうぞ→https://originvape.com/yihi-sx-pure-technology/

一個注意なのが、温度管理モードを使っていてアトマイザーの変更をした場合、新アトマイザーを載せた状態で抵抗値セットをしなければなりません。

やり方→スタンバイ時に+と−ボタン同時押しで抵抗値セット

あ、あとスタンバイモードでパフボタン3回クリックでLock/Unlockの切り替えです。

実はこの3回というのがミソで、たとえばdna40とかだとロックかけるのに5回もクリックしなきゃなりません。「たった二回の差。されど甘く見るなよ二回の差」

長く運用するとこういうところが気になってくるんですよ。

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ロック外してくださいよねこんのカスがぁ!!!

ということで使ってみました

いいですよコレ。非常に良い。

なんたってサイズがいい(^ω^)

上のほうで比較画像をあげましたが、使ってみると画像で見るより明らかに使いやすいです。百聞は一見にしかずというのを久しぶりに体感したような気がします。

デュアルバッテリー長時間の稼働を可能にし、なおかつバッテリーを2本積んでいるとは思えないほどスリム。そしてどっしりとした重み。チープさ?まったく感じませんね!

握り込める感じがもう最高よ

あと、アトマイザーがどちら側かに寄るのではなく、センターに鎮座するようになる点も個人的には◎。BOX MODといえばどちらかに寄っているものが多いという現状から考えると非常に新鮮に感じます。ええ、機能云々ではなく見た目の話をしています。

デュアルバッテリーはデカいし使い勝手が悪そう。とか思っているそこのあなたにこそオススメしたい!そう!それがiPV8です!

ただ、優れた機能である「出力を任意で設定できるカーブモード」がないので、アップデートで対応きぼんぬ。あ、あとついでにワッテージのメモリー機能も追加でオネシャス。

以上のように機能満載というワケではありませんが、それを補って余りある使い勝手の良さがあります。何を重視するかによりますが、ロングライフでコンパクトで渋格好いいのが好き!!な人なら買っとけレベルだと思います。

アトマイザーマウント

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24mmのGOON LPははみ出ることなくマウント

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25.8mmのリングを装着してもピッタリくらいなので、一般的に流通しているあらゆるアトマイザーに対応可能。

ボディが小さいのに25mmアトマも乗せられるというのはイイですね(・∀・)

 

詳細はこちら icon-arrow-circle-down 

iPV8 230W TC【ベプログショップ】(現在在庫僅かとのこと)

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エッジのアール加工の恩恵で、握り込みやすくとても運用しやすい

マスプロダクション系では頭一つ抜けたかっこよさだと思います