「Reuleaux RX300 by Wimec」テクニカルMODレビュー

Reuleaux RX300

by Wimec

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特徴

バッテリーを4本使用して最大300Wの出力を可能とするモンスターMOD。

新しいインターフェースを採用しており、バッテリー4本それぞれの状況を把握できる。

モバイルバッテリー機能付。

スペック

  • サイズ:42×58×81.7mm
  • 510接続
  • 使用バッテリー:ハイレート18650バッテリー(連続放電25A以上)
  • モード:VW/TC-Ni/TC-Ti/TC-SS/TCR
  • 出力範囲:1W~300W
  • 許容抵抗値:0.05~1.5Ω(TCモード),0.1~3.5Ω(VWモード)
  • 温度管理:100~315°C/200~600°F
  • 最大チャージ電流:1.5A
  • (最大アウトプット電流:50A)
  • プリヒート機能
  • 10秒カットオフ機能
  • ショート保護
  • 高温保護(本体の温度が70℃を超えたときにパフ規制)
  • バッテリー容量低下アラート(10%を下回ったときにモニター点滅)
  • バッテリーバランスアラート(バッテリー容量残量の差異が著しい場合にIMBALANCED BATTERIESとメッセージが出る)

まず、このMODは電池4本入れないと稼働しないようです。文鎮みたいな重さになることでしょう。

RX300-1本家HPの画像が文鎮すぎてワロタ

その代わりバッテリーの持続力はおそらくハンパではありません。チキチキ二泊三日電気不通のキャンプ!!に持っていってもおそらく大丈夫でしょう。しかもこの文鎮、アトマイザー部にパーツを取り付けることでモバイルバッテリーになるみたいです。

この機能が必要かどうかが問題ではない。不可能を可能にしたことが重要なのである。

もっとも、私のところに来た子はその専用パーツが入っていなかったので検証が出来ないですがね。

開封

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付属品

1×Reuleaux RX300
2×ステッカー
1×QC USBケーブル
1×Warning Card
1×ユーザーマニュアル

外観

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上面。

上から見るとスクエア型をしていますね。バッテリー4本が入るわけですから当然ですね。というか1つのMODに対して1000円以上するバッテリーを4本も用意しなければならないとはちょっとハードルが高い気がしますな。2本でも稼働してくれるような仕様ならよかったのですが、2本では稼働しません

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接続は通常の510でスプリング式

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載っているアトマイザーは25mm径のtornado 150です。

25mm系のアトマイザーもはみ出ることなく使用できます。

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「何見てんだよコラ」って顔してますね。愛くるしい。

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底面。

きちんと4本分のベントホールがあいています。

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フタを開けると挿入先にどの向きにバッテリーを入れるかの道標があります。

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壮観ですね。

この5000円ほどの燃料を積んでこの子は動き出します。

2本では稼働しません(2回目)

安全のためにも「使用状況や種類等がまったく同条件のバッテリーを使用することを前提」として考えてください。つまりバッテリー4本はRX300のために用意したほうがいいですね。それだけで5000円くらいかかるッスね。ゴクリ

初心者にはいろいろハードルが高く、受けられる恩恵もそんなになさそうなので私はあまりオススメしません。

使ってみる

これはまず先に言っておかなければならないのですが、非常に重いです。ある程度予想はしていましたが、やはり実際手に取ってみると重いです。持ち歩くことをまるで想定していないレベルなのでどうしても気になります。「死ねやぁ!!」って人の頭にブン投げたら頭蓋割れるZEこれ。

しかし人間というのは適応能力に優れていて、こればかり使っていれば次第に慣れてくる。。。いや、こない。。。これはもう「VAPEも出来るモバイルバッテリー」として考えたほうがいいかもしれない。(うそ)

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おわかりいただけただろうか?バッテリー込みだと一口飲んだ500mlペットボトルくらいの重量ということを。

重い重いと嘆いてはいますが、ヘビー級のチェーンスモーカーや、常に150W以上の出力を使用している人にとってはバッテリー交換の手間が減る、という非常に大きなメリットになります。

そうでない人でも、満充電をすれば数日間は使えるので、人や状況によっては非常に使い勝手がいい事もありえます。

モード

VW/TC-Ni/TC-Ti/TC-SS/TCRという、現在では一般的なモードが使用できます。

私は結局はVWに落ち着きますね。やはり温度管理というのは私には合わないです。使うワイヤーの時点で合わないです。

ぶっちゃけ温度管理よりもワッテージカーブを任意で選択・決定できる機能(例:NX75のCFBP機能やVOチップのVPC機能)のほうが10倍有用だと思っています。

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これが通常画面(VW)

バッテリーの状況がそれぞれ独立で表示されており、一目瞭然ですね。それをわかりやすくするため、一本だけバッテリー容量の少ないものを入れています。

MAXOは2本1セットとして表示されていたのですが、これはそれぞれの状況がわかって安心できます。

左下に黒抜きで表示されている0204Pというのは「パフ回数」を指しているので、吸った数が表示されます。

ここの表示は「吸った時間(〇〇〇〇S)」に変更が可能です。必要な情報かどうかは人によるでしょうが、僕はいりません。

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これがTC(SS)の画面です。Ti,Niの場合はSS表示のところがそれぞれの表記に変わるだけです。

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TCRの画面です。スクエア型の4つの黒抜きで表示されている情報はどのモードでも一緒ですね。

輝度は十分なので視認性は問題ないです。

プリヒートという隠れた名機能

プリヒートとは

RX300においては、パフ開始から2秒間のワッテージを任意に設定できます

VWモードにおいて30Wを設定していると仮定します。プリヒート機能を50W1Sと設定すれば最初の1秒は50Wで出力し、1秒経過後は30Wの出力になります。

使用例

立ち上がりに時間がかかるクラプトン等のコイルの立ち上げを爆速にすることが可能。

 

立ち上がりのワッテージを任意に設定できるプリヒート機能があるのは大きいです。

この機能だけで、先述のCFBP機能やVPC機能の8割くらいの恩恵は受けられるという印象です。私の場合はそれらの機能において恩恵が受けられるもっとも大きなポイントが、「立ち上がりの速さを調整できること」だからです。24ゲージを多用する私にとって立ち上がりの遅さは割とストレスだったので、それが解消されるだけでだいぶVAPE LIFEが変わってきます。

ありがとうプリヒート(゚∀゚)

モバイルバッテリー機能&バッテリー充電機能

モバイルバッテリー機能

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スマホ等の家電に電力供給ができるらしい。ただ、今回のパッケージには510スレッドに取り付けるためのパーツが入っていなかったため、検証不可。おそらく別売です。

バッテリーチャージ機能

1.5Aのスピード充電が出来るということですが本家HPで

It is better to take out the cells and charge them through external charger.

と書いてあります。僕の解釈が合っているのであれば、バッテリーは普通に専用の充電器のほうがいいようです。

まとめ

温度管理機能を検証しない当ブログはすでにこれにて検証を終えます。なぜなら温度管理が嫌いだから。

  • でかい
  • 重い
  • 4本入れないと稼働しないの
  • プリヒートは大変便利
  • 超長寿命
  • 超高出力
  • モバイルバッテリーとして使える
  • デザインがCool

4本使えて長寿命を実現したRX300ですが、2本で稼働できるようになっていない点が個人的にはマイナス要素として大きいです。重くなるのもそうなのですが、RX300用に4本用意して、バッテリーの交換時期が来たらまた4本買わなければならないというランニングコストの点。

万人受けうるようなMODではないと個人的には思います。

ただ、ほかのMODにはないメリットももちろんあるので、ハマる人は必ずいるはずです。それについてはそれぞれの判断にお任せしますね(゚∀゚)

 icon-caret-square-o-down 詳細はこちら

ノーマルモデル(レビュー品と同じ)→http://www.cacuqecig.com/en/wismec-rx-300w-kit.html

カーボンファイバーモデル→http://www.cacuqecig.com/en/wismec-rx-300w-mod-carbon-fiber.html

モバイルバッテリー用RCアダプタ→http://www.cacuqecig.com/en/wismec-rx-300-rc-adapter.html

【提供】CACUQ

 

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握りこめないくらいにはデカイで!!