HADALY RDA
by Psyclone Mods
やはりプロカメラマンのようにはいきませんな。カメラワークがムズすぎんよ。
今度はレフ板買って、照明散らす工夫もして、あ、レンズも買わなきゃか。
いや、そんなものを買う余裕などないから安モノで頑張る。
あぶないあぶない。違う沼に行きそうだった。
スペック
- 径:22mm
- ステンレススチール製
- エアフローコントロール
- 2ポストデッキ
- BF対応
外観
ポジティブピンは調整できますが、長くしたいがために緩めたりするとデッキのパーツがグラグラするのでオススメしません。
きっちり締めた状態で使うほうがいいです。
サイドエアフローなのですが、珍しいのが片側2個ずつの計4つ空いています。
まるで目のようでかわいらしいですね。なんかレゴを思い出す感じの顔つきンゴね。こっち見んな。
バラす
パーツ構成。
パーツ数は多くなく一見シンプルに見えますが、実に考えられた構造をしています。
やっぱり見れば見るほどレゴに出てきそうな顔してっりゅ。
ポジティブピンを外すとこうなります。BF運用したい人はピンをBFピンに替えましょう。
デッキ
デッキはこうなってます。
さきほどのエアフローから取り入れた空気の流れがわかりますかね?「ちょっと何言ってるかわからねぇ」っていうニブい人にはこの画像をドゾ。本家からパクってきました。
四方向からコイルめがけてエアーが通るイメージですね。そしてそのままコイルで発生したミストを口まで送られるという非常にシンプルかつ理想に近い構造になっています。「そもそも理想とは?」というのはさておき、個人的にはエアーの通り道にコイルを置くというのを最も重要な位置づけの一つにしています。その観点から見れば90点くらいあげたいくらいのコンセプトで、「これでうまくなかったらビルドのせい」と思うことでしょう。
画像ではシングルビルドですね。メーカーとしてはシングル運用前提として作られているのかもしれません。
しかしこの構造上、デュアルで無理に作るのはしんどいと思うのでやろうとも思いませんが、やった人がいたら是非見せて欲しいです。
で、芸が細かいなーと思う部分がありまして、とくに気になったのがこのワイヤーを挟むデッキ部分。これ、ワイヤーをセットしないままだとネジを締めてもワイヤーポスト底部と、挟むパーツがピッタリくっつかないようになっているんです。左側がちょっと浮くんです。で、よく見ると段差があるのわかります?この段差がストッパーになって、挟むパーツの左側が下までいかないのですが、これは故意によるものだと思います。
私見ですが、こうすることによってワイヤーをセットした際にもっとも効率的な力が加わるものと考えます。力学的に。僕文系だからそういうのわかんない。
ビルド
まずタカユウのファーストビルドは本家画像にのっとった形で作ってみたいと思います。
【ワイヤー】カンタルA1の28ゲージ×2にN80の44ゲージを巻いたクラプトン
【コイル】3mmコアで7巻。ん?これは6巻になるのか?
【抵抗値】0.44Ω
【使用環境】出力20Wで使用
センターにドシっと一つのコイルを置くので、スペース3mmコアのコイルだとまだちょっと余裕があります。
3.5mmコアのビッグコイルなんかも対応できるはずです。今度試してみよ。
我ながらシンプルでキレイなビルドである。しかしこのデッキ、ビルドがめちゃくちゃ簡単です。驚く程ですので、初心者の方も難なくビルドできると思います。
コイルはちょうどセンターに来るように心がけます。ビルドしてみた感じだと、あともう一巻き減らしたほうがピッタリビルドができる気がします。それか芯線を30ゲージ×2にするか。
見た目のバランスの良さと、コイルの安定度は比例するはずですので妥協はしないほうがいい気がします。
個人的趣向ですが、エアーの通り道にコイルを置いてあげたいタイプなので、画像のように出来るだけ下にセットしてあげました。これについては好みがありますので、お好みで。
ウィッキング
熱しているところを撮影したいがために何度も焼き入れをしてコイルが汚く変色してしまいましたが、気にせずコットンをセットしていきます。もうこの辺も好みでやってください。ちなみに画像のセッティングで特に不具合はありませんでした。
吸ってみます
だからこっち見んなww
ドロー
けっこう軽めまでイケます。
直肺吸いはストレスなく行えますが、「まるで呼吸」レベルほどのスカスカではないです。
もちろんエアフローを絞ればタイトドローも楽しめます。
味
おいしいです。リキッドの味をダイレクトに味わえる系です。
O-Attyが好きな人なら好きだろうという感じですな。なぜならO-Attyをシングルでビルドしたときと味の出方が似てます。
シルキーなミストと吸いやすいドローなんかが特に。ナーダとかはよくわからないので知りません。
淡々と物を言っているように聞こえるかもしれませんが、O-Attyが大好きで2個持っている私にとっては良い買い物をしたとにわかに興奮しています。もちろんおいしいのですが「この味はすでに経験済み」という印象が強かっただけです。
O-Attyに似た味が出る。これ以上の褒め言葉はなかなかない。byタカユウ
ミスト温度
RDAについてのこの項目はビルドに大きく左右される部分ですので一概には言えません。
少なくとも今回の私のビルドでは「少し温かい」です。
硬いOリング
個体差あるかもしれませんが、私のHADALY君はトップキャップを隙間なく下まで押し込むのにかなり難儀をしました。
二本あるうちの、下のOリングを外すことで解消できましたが、開け閉めを繰り返しているうちにちょっとリキッドちゃんが滲むことがあるので自己責任でオネシャス。
まとめ
普段は他のアトマイザーと比べたりしないのですが、今回は的確でなおかつ一方を虐げて一方を持ち上げるという使い方じゃないのでOKとします(自分ルール)。
しかも海外から送料入れても$100くらいでこのクオリティのミストが手に入るなんて、けっこう衝撃的なことだと思います。
安くてうまいアトマの代表作といっても過言ではないと思います。
あと、コイルアートが映えます(*^ω^*)
「値段」、「ビルドのしやすさ」、「見た目」、「味」の総合的なポイントとしてはかなり高いから買って損をしない可能性は高いです。
あと、この顔みたいなのがだんだん可愛く見えてきます。
【購入したところ】VAPOR DNA
【本家HP】http://psyclonemods.com/
*日本からは購入不可(発送不可?)
【国内で買えるところ】いろいろなところで販売、そして秒殺
追記(2017.4.23)
現在、国内取扱店舗の一部において品質の低下したハダリーが確認されているようです。私としては現物を確認していないのでなんとも言えませんが、エアフローの精度に問題があるようです。画像を見る限りだと「これはダメだろう・・・」と言わざるを得ないものでしたので、これから買おうとする方は注意したほうがいいかもしれません。通販で買う方に注意しろと言っても無理があるでしょうが・・・サイクロンモッズや国内のとある店舗の対応も微妙そうですし何だかモヤモヤしますね。しょせんはネットの情報なのでまるっと鵜呑みにするのもどうかと思いますが、これだけユーザー側が騒いでるとなると「何も問題ない」とは到底思えませんね。可及的速やかに問題が解決されればなと思います。