どうもタカユウです。
今回はブラスを磨きます。
そうです、またです。
以前にブラスを磨いた記事がありますが、それは簡易版でして今回は出来るかぎりポリッシュ可しようというもの。線傷すら許さないつもりです。
以前の記事についてはこちら ブラスのMODとアトマイザーをピカピカにしてみた
多少使う道具が違いますが、私個人としては今回の仕上がりのほうが好みです。
私は今回の作業で研磨剤という素晴らしい商品を再認識することになります。
この研磨剤が金属なのか粘土なのか、それすら私の科学力では分からないんだ。
怯えることはない。こいつははじめから死んでいる。
道具
粗目のもので、番手でいうといくつくらいなのかはわかりません。体感では#3000くらいでしょうか?まぁ僕の言う体感はアテにならないのであんまり気にしないでください。
これはネリタイプよりは細かめの研磨剤です。研磨剤もネリタイプよりも少ないです。番手でいうと・・・#6000くらいですか?わかりませんが。
ご親切に番手が書いてあります。#15000です。細かいです。最終仕上げにぴったりだと思われます。
液体とはいえ、けっこう粘度が高めなのでこぼれることも布に染みわたることもありませんでした。使いやすいです。
ただ、上記画像のように真ちゅう用・ステンレス用・アルミ用・貴金属用と、対象物によって「専用なのかよ!」ってくらいラインナップがあるようで、さんざん悩みましたね。
貴金属用が#15000なのに真ちゅう(ブラス)用は#1000なの。15分の1なの。こんだけ差がある理由がよくわかんないよね。「番手が細かいほうがいいやろ!」って思ってブラスを磨くのにも関わらず貴金属用のコンパウンドを購入しました。
・マイクロファイバークロス
こんなもんはダイソーでいいんやないですかね。
・布きれ
布きれはウッドのメンテなんかにも使うので、使用頻度が意外と高いです。そのため、ホームセンターなどで売っている袋詰めされた大量の布っきれを買っています。
手順
- ファイバークロスで対象物の汚れを落としておく
- ピカールネリを布っきれにつけ、対象物をシコる
- とにかくシコる
- ピカールケアーを布っきれにつけ、対象物をシコる
- とにかくシコりまくる
- 中性洗剤で洗う
- 乾かす
- 液体コンパウンドを布っきれにつけ、対象物を撫でまわす
- 女性の肌を扱うように撫でまわす
- キレイなファイバークロスで仕上げ
見分
ちなみにこれが前回やった結果です。
一見するとピカピカしていますが、よく見るとJumbo Jet(MOD)にはくすみ。GOONにはヘアラインが残っています。今回はそれらを取り除き、ヌルヌルになることを目指します。
そしてこれがそのときから時間が経過し酸化している状態の実践前。ブラス特有の酸化をしたことによるくすみが際立っています。
この状態が好きな人ももちろんいます。ブラスが育っている実感を得られるとか。
実践
粗めの研磨でゴリゴリいくで
ピカールのネリタイプを布っきれにつけ、対象物をシコリまくります。
無我夢中になってシコるのです。
「どんくらいやればいいの?」って聞かれたら困るのですが、私は海外ドラマ2話分くらいでしたね。
遠目から見るといい感じに見えますが、近寄ると線傷が目視できます。注意すれば見えちゃう。それはイカン。
これすら除去したい。ということで次はチューブタイプのピカールケアーです。
中粗目の研磨剤でコリコリやるでぇ
今度はチューブのピカールケアーでまたシコりまくります。やり方はネリタイプと特に変わりません。
先ほどの線傷もほとんど見えなくなり、だいぶ完成形に近づいてきました。人によってはここまでやれば十分かもしれません。
ここから先は、王族しか入れない聖域なのだ。
私はここからさらに追い込みをかけます。王族だし。
よし、さっそく液体コンパウンドちゃんの出番だ。と思うでしょ?
一回洗おう
ピカールには油分が含まれているらしく、これが結果的にくすみを招くとのこと。
それを水ですすぎながら中性洗剤をヌリヌリして落としてあげます。それが終わったらエタノールに漬けて揮発乾燥させます。
エタノールは省いてもいいですが、省く場合は十分に時間をとって乾燥させましょう。
事を急ぐと元も子もなくしますよ。
仕上げるニダ
いよいよ液体コンパウンドの登場だ。
やり方は今までと全く同じです。が、力加減としては今までより緩めの力でやってあげるだけで大丈夫。今までの作業で線傷は浅くなっている分そんなに力は必要ありません。と思います。
マイクロファイバーでフィニッシュ
ナデナデしてあげてね。
そして完成だ
素晴らしい!最高の光沢だと思わんかね?
触ろうもんなら全部指紋つくけどね!!
あー満足した。次はウルテムドリチのポリッシュ化ですね。
半日かかったのは秘密だよ
いつも拝見させていただいてます。
自分も磨くのが大好物で、暇があれば何かとシコシコしております。
磨いたあとの至福の一服。たまりません。
磨いた後に触ったり握ったりすると手の油等が付くので、鑑賞用になってしまうのですが、使用するために購入したのだからと思い握る→指紋だらけ→磨く→無限ループ。
使用する事を目的とした、何か表面処理的な物(触っても指紋が付かない等)はないのでしょうか?
hiroさん
コメントありがとうございます。いつも返信の遅いタカユウです。
磨いたあとの一服は最高ですねわかります。
そして磨いたあとの指紋だらけというのもわかります。
表面処理としてはホワイトダイヤモンドは光沢を与えるとともに被膜を作るという話を聞いたことがあり、また、汚れや指紋防止ならフッ素コーティングがよさそうです。市販品もあるので今度試してみようと思いますが、実際にどうかというのはまだわかりません/(^o^)\