TwitterでMINIFITのリビルドについて言及したら「記事はよ」「あと何分?」とかいう”早くしろ軍団”の猛攻を受け、だいぶ前倒しでこの記事を書いています。
まぁ需要もありそうなので早いほうがいいなとは思っていましたが。
ということでさっそく参ります。
MINIFITについてのレビューは下記過去記事をどうぞ。
とりあえず前提として
- 既製コイルが1.6Ωなのでそこを狙う
あ、あと、これ見てやって仮に壊れてしまっても私は責任をもてません!!これ大事!!
分解
PODの部分を分解するとこういう感じになっています。
黒いパーツから適当に引っ張っていけば自然にこうなっていくはず。
こいつが今回リビルドしようとするコイル
リウィックをしたいだけの場合は、コットンを抜いたあと、新しいコットンを差し込めばOK。
裏はこうなってます。コイルの足がなんか変な感じですが、これで接点がとれるようになっています。
とりあえず引っこ抜きます。
これが引っこ抜いたもの。このジグでいうと2mmのところでジャストフィットでした。
つまりコイルの径は2mmで良いでしょう。
コイル足の長さはおよそ9~10mmといったところでしょうか。
そしてワイヤーの太さはというと、上画像の右下からニョロっと出ているのがカンタルの30ゲージです。こう見ると30と同じっぽいですね。ええ、勘です。
ワイヤーは30ゲージを採用します。
これまでの情報をコイル作成でよく使うアプリで計算してみましょう。
1.63Ω。おお!完璧ではないか?!
で、さっそくコイルを作成したら土台のパーツに足を通しますが、穴がちいちゃい!!っんとにちっちゃい!!
とても見えずらいですが上画像の矢印部分にあります。
こんな感じになりますね。足は画像のように外側に逃がしてあげます。ちょっと幅広で溝といえるか分かりませんが溝があります。そして赤ラインあたりでカットしましょう。
ちょっとしたポイントですが、コイルを巻く向きは「左手でジグを持ち、右手で巻く」場合、反時計まわりでクルクルしたほうがいいです。ワイヤーを通す土台の穴が、そうやってあげたほうがスムーズに入るような場所に空いています。
私はいつも時計回りにコイルを作成しているため、クセで同じようにビルドしてしまいました。それでできないこともないですが、少しやりにくくなります。巻き直しはしませんでした。
そしてまず金のポッチを外したシリコンのパーツを装着します。
重要なのはこのとき、上の画像の矢印部分のように金のポッチパーツ用の穴から覗いたときに、ワイヤーが見えていること。ここが最大のポイントと言っても過言ではないかもしれません。
ここでワイヤーが見えてないとセットしても通電しません。
とか偉そうに言いましたが、これ
たぶん不正解。
正直すまんかった。
正しいコイル足の処理はこれだ!!
まず長めにとった足を犬神家の一族よろしく上にびょーんと伸ばします
金のパーツをハメる穴にワイヤーをそれぞれ通します
そしてその状態のまま金のピンを挿します。意外とすんなり入るもんです。
で、はみ出た余分なワイヤーをカットします。上記の写真の状態で完成です。
いやお恥ずかしい。なにが「金のポッチパーツ用の穴から覗いたときに、ワイヤーが見えていること。ここが最大のポイントと言っても過言ではないかもしれません。」だよな。くそかよ。
早急にアドバイスいただき大変感謝しています。。。
追記ここまで
ここまでくればあとはコットンを入れてあげるだけです。ホットスポットの確認ができないので、なんとなく不安ではありますが仕方ありません。
コットンを入れたらあらかじめリキッドを湿らせてあげたほうが、セットしたときにすぐに吸うことができます。
あ、あとコットンの量は少なめのほうがいいと思います。キツキツにすると供給がうまくいかない感じがしたので。
それにしてもこのコイルがガタガタすぎて恥ずかしい思いでいっぱいです。
そして黒いパーツをはめ込みます。ちなみにこの黒いパーツ、若干形状が前後で異なるようです。正しい向きでないとハマりませんので、外したときに確認しておきましょう。あたしゃそんなこと知らなかったので「ハマんねぇ!!ハマんねぇよ!!オワタわぁ!!!!」って一人でテンパってました。
ここまでできたらあとはポッド容器に戻すだけです。
*途中から黒いパーツがハメ込まれていますが、この黒いパーツは最後にハメるようにしたほうがいいです。やればわかりますが、そちらのほうがスムーズに事が運びました。
以上です。
リビルドしてみた感想
初めてやったときは「なんだこれすっげーめんどくせぇwww」という感想をもちながらやってまして、挙句の果てに(こんな時間かけんなら素直にポッド買ったほうがええやんけ)とさえ思いました。
しかし最初は要領も分からないのでそんなものだと思うし、あと数回やってみればちょちょーい♪ってできるようになるだろうとは思います。
以前使用していたPULSEというものについてはリビルドをしようとすら思えませんでいしたので、それと比べればだいぶマシかなと思います。
ミニフィットのリビルドまとめ
- ワイヤーはカンタル30ゲージ
- コイルの内径は2mm
- 6巻
- コイルの向きは既成コイルと同じ向きで作る
- 白いシリコンパーツをはめたときに、金のパーツ用の穴からコイルの足が見えていなければ通電しない
- コットン量は少なめ
- 最初はかなり面倒
- 慣れれば簡単になる・・・かも
手先が不器用な人は素直にPODを買ったほうがいいかもしれない。ですが、リビルドできるようになるとコスパは少なくとも半減すると思います。あとはパーツの耐久性に依るかと。破損しそうなのはバッテリー部に1番近い黒いパーツのフタ接続部分、そしてシリコンパーツ。ここの取り扱いを慎重にやれば3回くらいはリビルドできるかもしれません。
ということで、今回はショップの交換PODの売り上げを半減させてまうような記事になりました。エンドユーザーさんの参考になれば幸いでございます。
カンタルだと立ち上がりがすごく遅いです(1秒ぐらい)
なので私はNi80で組みなおしました(正規品と変わらないくらい)