コットンの代わりにティッシュでウィッキングしてみた話

「まったく、アトマイザーを一個しか持ってきてない日に限ってこういう事態になる。なんなんだよ。くそが」

無機物に対して悪態をつく中年男性。彼はいわゆるVAPEと筋トレを楽しみに生きているごく普通の一般人。ちなみに前の日にインクラインダンベルプレス→ダンベルフライ→ダンベルプレス→ディップスを行い、胸筋はかなり疲労している状態。嫁はいない。

これはそんな彼のある眠れない日の物語である。

 

The following takes place
between 7:00 A.M. and 1:00 P.M.

 

この日は日差しが暖かく、日陰は凍えるほど寒い。まるで月のような天候だった。(もちろん月ほどの寒暖差はない)

いつものように東海道新幹線上り3号車にある喫煙ルームでVAPEを吸っていたのだが、このときからすでに様子がおかしかった。

「味が・・・うすいな・・・」

その様子は時間の経過とともに顕著に表れるようになった。それはまるで素グリを吸っているかのような無味な味わい。いや、素グリで感じられる甘みすら感じることができなかったのである。

「これは・・・コットンがちぎれてんじゃねーのか?」

という確信に近い疑念を抱いた。

我慢できずに昼休みを利用してバラしてみることにしたのである。

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「やはりか。」

独り言が閑散とした昼休みの職場にこだまする。

2本のうち1本は完全にちぎれていたが、もう1本は存命だった。つまり50%の力は出せていたはず。それができなかったということは、デュアルコイルにおいて、お互いの存在は計り知れないほど重要であることがわかる。

「さて、ここからどうする?コットンがない」

ここで、さきほど現状をツイートしたことを思い出し、それに対してのリプライを確認してみる。

リプ『気合とティッシュ』

リプ『ティッシュ』

「気合って嘘だろ!!!しかしティシューか。そういえばティシューは試したことがないな・・・やってみる価値はありそうだ」

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「ほぅ?意外と言わなきゃわからないくらいにはそれっぽいではないか」

ということで私は初めて「ティシューでウィッキング」という行為に及ぶことになったのである。

ここで疑問点が2つほどある。

  1. 味はどうか
  2. 耐久性はどうか

やったからにはこの2項目については答えを出さねばなるまい。

さぁ、準備はできた。戦(喫煙所)へ参ろう。

 

Smoking area

 

「くっっっっっっさ!!!!!!!!!!!」

コゲたとかそういう類のものではない。これはケミ臭というのか?いや、わからない。胸やけでもしそうな感じの味がする。リキッドの味が半分くらいしか出てこない。それでもさきほどの半分ちぎれたものより味がするのが不思議である。それにしても臭い。

ブツブツいいながらも吸っていく。

「ふむ、供給は悪くない。」

驚くべきことに、供給不足になることもなく安定したVAPEが可能だった。

そして「さっきのティッシュ臭さがだいぶ減ってきた」ことに気づくまでそう長くはかからなかったということも付け加えておかねばなるまい。

 

とりあえず10分ほど運用してみたが、最初の臭いのを除けばまったく問題なく使用できてしまった。あなどれないな、ティシュー。

ただ、ティシュー特有の独特なエグみのようなものは完全には消えなかった。

あとは耐久力についての検証に移行した。

 

The following takes place
between 10:00 P.M. and 11:00 P.M.

 

「応急処置だで半日使えればいいべや。抜いたろ」

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多少の焦げは認められるものの、コットンを抜いたときのそれとあんまり変わらないレベルであることがわかると思う。

何よりちぎれていないことに彼はいたく感動していたようだ。

 

しかしやはり代替品は代替品。今後ティシューをレギュラー入りさせることはないだろう。

コットンは常に携帯しておくか、職場やジムなどよく行くところに常備しておくかしておくべきであるが、「ティシューをコットン替わりにしても半日はイケる。ただうまくはない」ということを忘れてはいけない。

彼の長い一日が幕を閉じた。

 

あとがき

 

海外ドラマの24が好きで書いた。昔は小説家になりたかった。嘘。くっそさぶい記事になってしまい今では反省している。

 

おっぱい