あの売り切れ続出の大人気商品「Herbstick Eco」の新商品の紹介です。この商品の登場でヴェポライザーという名前を知ったという方も多いのではないでしょうか。どうやら人気すぎて買えない時期があったとかなかったとか。新型になってだいぶ改良されたという話ですが、私は前作を知らないのでこれ単品のレビューとなります。
FyHit Eco-S
ファイヒット エコエス
by CigGo
シグゴー
【提供】リベルタジャパン
商品説明
- セラミックヒートチャンバーで 吸ったときの味を旧モデルHebrstick Ecoより大幅に改善
- アイコスの様に火を使わずタバコ葉を燻して喫煙するヴェポライザーです。既存のすべてのタバコ葉及びハーブ等が(紙巻タバコ・手巻きタバコ用シャグ・葉巻・シガリロ・パイプ用タバコ・ハーブ・紅茶等)が使用可能です。
- 一回のタバコ葉の使用量は0.25gで手巻きタバコ用シャグ(40g/850円)なら約160本分喫煙可能です。
- 大容量2200mAhバッテリーで稼働時間は約100分。(使用温度で稼働時間は異なります。)充電時間はおおよそ 2~3時間になります。
- 温度設定6段階 336°F~410°F(華氏)。
Amazon商品ページから引用
要約すると
紙巻きたばこ(リアタバ)、アイコス、手巻きたばこ、パイプ等タバコの葉はもちろんハーブや紅茶までも使えるというスーパーオールラウンダーでござる!!俺が喫煙具の革命児だ!!
ということを言っています。
「アイコスの様に火を使わず」という部分が引っかりますが、アイコスって火を使うんでしたっけ?
スペック
バッテリー容量:2200mAh(100分使用可能)
タバコ葉使用量:0.2~0.3g
充電時間:2~3時間
抵抗値:0.5~1Ω
6段階の温度調節
ヒートチャンバーを前作のステンレススチールからセラミックへ変更したことにより喫味が大幅に改善
前作のHerbstickを使用していないので、それとの比較はできませんが、セラミックのほうが雑味がなくクリアな味わいを感じられるという噂です。
また、紙巻きたばこの場合4分割で使用できてしまうというらしいので、単純に考えればランニングコストは1/4になるということでしょう。いやそれはすごい。しかもアイコスも葉タバコも使えるってんだからあらゆる喫煙をする全員に訴求効果があるという恐ろしい商品ですね。
まぁちゃんと機能するのか、味はどうなのかというところが最重要となると思うので、そこのところをレビューしていきます。
開封
1×FyHit Eco-S 本体
1×予備マウスピース
1×クリーニングブラシ
1×クリーニング用ナイフ
5×パイプクリーナー
1×microUSBケーブル
1×マニュアル(日本語)
1×保証書
外観
なかなかのデカさ。
開封した瞬間に「デケェ・・・」と思わず声でた
これが唯一存在するボタン
ここが充電ケーブルを挿すところ
くぱぁ
USB挿すところの横にあいている穴が通気口。これは2か所あります。
底部にはガスの逃げ道となるベントホールと思しきホール
マウスピースは硬質なプラスチックや金属ではなく、なんだか低反発素材のような感じ。そして穴が狭い
裏側。小さい穴が5個空いています。あまり大きくするとタバコ葉がそのまま口の中にダイビングしてくるので当然といえば当然でしょう。
マウスピースを外して本体の中を覗くとこのような感じになっています。白いのが確認できると思いますが、これがいわゆるセラミック色。内部の壁はこのセラミックでできていると思われます。
アイコスのようにブレードがあるわけではなく、gloのように内壁から熱を加えるということなのでしょう。
そして見える7個の穴から空気が入ってきて、チャンバーとマウスピースを通過して口に入ってくると。
そんなところでしょうか。
使い方
- チャンバー内にアイコスや煙草葉を入れます。
- ボタン長押しで電源ON
- 2回クリックで加熱開始(ライト点滅する)
- 2回クリックごとに設定温度変更(ライトの色が変わる)
- 点滅が点灯に変わったら使用可能
- 電源ON後10分経過で電源が落ちます
- または、喫味がなくなったら電源を落とす(ボタン長押し)
- 中に入っているアイコスや煙草葉を取り出す
- ゴミ箱ポイーッ
設定温度
- シアン → 169℃
- ブルー → 170~179℃
- グリーン → 180~189℃
- パープル → 190~199℃
- イエロー → 200~209℃
- レッド → 210℃
温度についてはどの葉を使うかや、好みによって変わってくるので一概に「この温度がいい!」というのは私からは言えないのですが、169℃~210℃という広い範囲をカバーしています。ので、どこかにスイートスポットがあると考えていいと思います。
使ってみた
せっかくなのでアイコスだけでなく手巻きタバコ用のシャグと呼ばれるタバコ葉とパイプ用のタバコ葉を買ってきました。
最初にアイコスから使ってみましょう
iQos
最初に言っておきますが、私はアイコスが大嫌いです。ので、そのつもりで読んでください。
まずこれの葉っぱの部分だけ使用するのでハサミで切ります
写真だとわかりにくいですが、黒い棒が指している部分が葉っぱとフィルターの境目です。実物を見ればわかります
こうなりますね
これをそのままチャンバー内にポイーッとします
紙巻きたばこ(リアタバ)も同様に、今入れたアイコスくらいの長さに切って運用することができます。
1本を4分割にしている人が多いようですね。
つまりコストパフォーマンスが飛躍的に向上します。
わかりますか?
タバコ1本で4本分吸えるってことです。
1箱20本で80本分吸えるってことです。
すごくないですか?話をiQOSに戻します
入りましたね。
これでマウスピースを装着します
リキッド添加
リキッドもしくはグリセリンをタバコ派に2,3滴浸み込ませると、リキッドの風味がプラスされ、またミストの量が増えるそうです。故障の原因になるので、チャンバー内に直接垂らしたり、過度に添加しないように注意が必要です。
そしてスイッチオンでございます。
感想
ミスト量はかなり少ないです。こんなに出ないのに吸っている感を感じるとはちょっと違和感を感じます。温度をあげると多少出るようになりますね。
ものすごくまずいです。なんというかアイコスで吸うよりもよりマズ味が濃い気がします。あの独特な香りが体感で1.3~1.5倍くらい強く感じます。つまりそれは「味が濃い」という判断で間違いないと思われます。味が濃いということはつまり吸いごたえも増すという意味であり、iQos民にとっての満足感がアイコス以上になることが期待されると言って差支えないでしょう。私にとっての不快指数もアイコス以上ですがね。
アイコスを常用としている方々にとってはとても良い結果になっていると言えます。
また、温度についてはアイコスの温度が350℃ほどらしく、このFyHit Eco-SはMAXでも210℃です。温度が高ければいいとかそういうわけではないでしょうが、加熱面積がアイコスよりも広いぶんアイコスよりも温度が低くても味が濃く出るのではないかと勝手に思っています。
むしろ「そんなに味が濃く出られても困る」っていう人がいれば買わないほうがいいかもしれない。
iQosにないメリット
- スタンバイ時間を設ける必要がないので、チェーンスモークが可能
- 味が強くでる
デメリット
- デカい
吸い心地
吸い心地はやはりかなりドローが重いですが、リアタバやアイコスに比べると軽いです。その軽さゆえに、完全なタバコ吸いではなく、やや直肺吸いのほうが適している感じです。
タバコ吸いで一度口に含んでから肺に流し込む方法は私にはやりにくかったです。通気口を塞いでもそこまで重くはなりませんでした。
使い終わったら出します。
見ての通り、葉っぱ全体が黒褐色化しており、本家アイコスよりも無駄のない運用ができていると考えられます。アイコスはあの細いブレード周辺しか変色しないですもんね。
まとめ
こういうタイプのデバイスをはじめて使用したので他の商品との比較はできませんが、私がiQOS民だったら間違いなく声高に言っていたことでしょう
「世のiQOS民よ、これは買っとけ」と。
それくらいアイコスよりも運用面や実用面の双方において優れていると思います。
なんかアイコス専用互換機のレビューをしてるみたいな記事になってしまいましたが、忘れないでください。他の様々なタバコ葉が使えます。
VAPEブログらしくVAPEと一応比べてみますが、現段階ではVAPEに10歩くらい及ばない感じがするあたり、私のVAPE愛が垣間見えますね。土俵が違うと言われればそれまでですが。
Herbstick Ecoの詳細・購入
【Herbstick Eco最新モデル】 FyHit Eco-S (電子タバコ/葉タバコ/ヴェポライザー) スターターキット 正規代理店品 日本語説明書付き 安心保証3か月 (ブラック)
なぜかCigGo本家で買うより国内Amazonのほうが安いという事実。アマゾン兄貴すげぇよ。
リアタバとか手巻きの葉はどうなん??
いやそれがですね、やったんですよ。アイコスを試したあとに。
そしたらね
リアタバだろうが手巻きの葉だろうがパイプの葉だろうが
すべてアイコスの味がするのございます。
最初に入れたiQOSの香りが強く残っているのか、またはタバコ葉がみんなこんな味になるのかはわかりませんが、現状では他の葉っぱでやったところでまともなレビューを書けないと思うので、結果的には「スーパーオールラウンダーのヴェポライザーをアイコスで試してみた」という記事になってしまいました。
というわけで、その他の葉については今後レビューする予定です。予定。