LINDY RTA
Vinegar Works
見た目良し。どことなく感じる男気あふれる無骨なルックス。
あとでお見せしますが、この子の構造も男心をくすぐりまくる仕様となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
スペック
本体素材 | チタン |
ドリップチップ素材 | デルリン |
接続 | 510 |
直径 | 22mm |
高さ | 40mm |
エアー | 1.2mm |
付属品 | ネジ |
素材がチタン製なので、軽量。バーナーで炙ったら良い味でそう。
過去記事にチタン製キャップの炙り記事がありました。自分で言うのもなんですが、久しぶりに読んでみたら面白かったので、よかったら覗いてみてくださいね。
開封
ちっちゃくて可愛いクラフト厚紙のようなケース
くぱぁ。鈍く輝かしい。
本体、数多のOリングと4つのネジ。
察しの良い方はこれでわかってしまうかもしれませんが、パーツ数も多めです。
510接続なので一般的なMODで使用できます。コンタクトピンの突出もこれまた一般的なくらい出ています。瓶のペプシにストローが刺さっているエングレービングが刻まれています。たぶん違います。
下部横の穴がエアホール。ここでのドロー調節は不可ですのでご注意ください。
さ、バラしていきましょうか。
パーツは多めですので、紛失など気を付けてくださいね。
スレッドはスムーズにまわってくれます。性質上チタンはステンレスよりも軽いですが、加工が難しいそうなので、この技術の高さはすごいのではないでしょうか。
ちなみに、硬度はステンレスのほうがちょっと高いそうなので、ちょっと注意したほうがいいやもしれませんね。
では皆さんお待ちかね、注目のデッキを見ていきます。
本体下部のスレッドを回して外すと、このように分解されます。基本的にはリキッドchargeもこの形にして行うことになります。ただし、リキッドがタンク内に残っている場合は逆さにしないと全部漏れます。脱線しました。話を戻します。
先ほどの写真右のパーツをバラすのですが、この2つのパーツはOリングでの接続です。
ちょっと取り外しにくいですね、これ。使用中であればなおのことだと思います。
4ポストのシングルビルドデッキです。右巻き、左巻きどちらも対応。
デッキ内部はとても小さい。とても。
コイルの太さや長さの許容範囲値がすこぶる狭いため、ビルドの自由度は低め。そのかわり、それに沿ってさえいれば自然に正解に近づくことができます。
デッキ下部にある穴がエアーの吹き出し口です。
そしてこのパーツエアーの吹き出し口を担っています。デフォルトでは1.2mmですが、オプションで0.8mm、1mm、1.5mmが用意されています。
オプションは安いので購入しておいてもいいかもしれません。
どれにしたとてMTL運用は避けられませんがね。
ビルドします
手持ちがクラプトンしかなかったので、無理やりビルドアップ。皆さんはマネしないでくださいね。デッキと接触しちゃってますもんね。コイルとデッキは触れてはだめ。これは鉄則。
というわけで巻き数を減らしてなんとかデッキ内に収めることができました。
ウィッキングしました。クラプトンを無理に配置させるために巻いたため、内径が狭くコットン量はかなり少なめになってしまいました。でも大丈夫!でした!
仕様前にここのコットンにリキッドを垂らして湿らせておくことをお忘れなく。
そこまで終わったらドーム型のキャップを取り付けます。
このキャップの穴はコットンの先っぽで塞ぐように配置します。
リビルドの際はもちろんこのキャップを取り外すのですが、リキッドで滑ったりして取り外しにくいというのと、ティッシュが必須というのがネックですかね。
そうそう、吸う前にリキッドを入れなければなりませんが、中心の穴ではなく、タンク内壁に向かって空いている穴から行います。え、あってるよね?
けっこう入れにくいのと、どれくらい入ったのかがちょっとわかりずらかったりします。が、慣れれば大丈夫。
吸ってみる
おやおやおやおや!
味の出方がとても良い。無骨な見た目からは想像できないようなお上品なミスト。そしてしっかり濃い。それも特濃。
MTL系は濃くなければ使う意味がないと思っているのですが、このへんは十分すぎるほどしっかりとした性能が備わっています。
繊細なリキッドのフレーバーを余すところなく表現してくれるのもMTLならでは。
シンプルなリキッドはもちろん、ちょっとクセがあるというか、複雑系のリキッドとの相性がGOODな気がします。
久しぶりにMTL系のタンクを吸いましたが、やはり良いものは良い。
注意点ですが、その構造上ビルド自体は比較的容易ですが、コットンの切る場所には注意を払いたいポイント。これをミスるとよく漏れます。ちょうど良い具合が見つかるまで私はめっちゃお漏らししました。
- コットンは長すぎず短すぎず
とくにコットンの長さについては「長すぎるとキャップがハマりにくく」なり、「短すぎると漏れやすく」なります。ここについては私もまだ研究中です。
これくらいが私が試したなかでは一番バランスが良かったですね。
コットン量については極端に少なすぎなければそこまで意識しなくても大丈夫でした。
もちろんカンタル単線での運用も試してみましたが、案の定こちらのほうがビルドも容易ですし、コットンの調整も簡単でした。
皆さんは素直に単線で組みましょうね。
低抵抗で爆煙というのは間違いなく不可能なので、MTL好きの方のみにオススメします。
真面目か!!
総評
ビジュアル、構造、味の出方すべてにおいてかなり満足度の高い商品。
また、加工が難しく高価なチタンという素材を多用しており、その精度も高い。
懸念点はありますが、それを補って余りあるほどLINDYの完成度は高い。このクオリティでこの金額はむしろ良心的。
取り扱いはVaper`s Nest
楽天でも購入できます。