2017年最後の投稿は、日本のドリップチップブランドとして確固たる地位を築いているGRAM Drip Tipsについての記事。個人的にも大好きなドリップチップを扱っているので、この機会と全面的な協力をいただいたGRAMの中の人CHIKASHI氏と「チェンとタカユウにレビュー頼むわ」と糸をひいてくれたはまさん(ピンピン)に感謝の意を表明したいと思います。
2017年は大変お世話になったお二人です。
スーパーしぇいしぇい。
【提供・協力】GRAM Drip Tips・はまさん(ピンピン)
GRAM Drip Tipsといえば現在Mt.Fujiが飛ぶように売れていて、発売するやいなや即完売するという事態なわけなので「GRAM=Mt.Fuji」という頭の人が多いかもしれませんが、実はGRAMの作品は他にもけっこうあるんです。
とはいえすでに販売が終わってしまったものが多いというのが悲しいところではありますが、せっかくなのでその一部を紹介していきます。
この記事はいわばGRAM史と言えるでしょう。
これまで
KUBIRE
【協力】GRAM Drip Tips
手作業で一つ一つ形成をするため、まったく同じモノはないということです。
ちなみに上記写真のものはCHIKASHI氏が「ベストだ」とするKUBIRE。
そしてこういった形状のものを「くびれ」と表現することを今でこそ普通に使っていますが、それはここから始まったものであるとCHIKASHI氏は主張しています。思い返してみたら確かにそうかもしれないですね。
CHIBI
【購入】M5+
まず私が一番最初に購入したのはこの「CHIBI」。購入したのはおそらく2年ほど前。
コンセプトは「ちっちゃいの」。
なんとも愛くるしい姿かたちをしていますね。アトマイザーを選ばないちょどいいサイズ感。かわいい。
ひたすらにかわいい。
「初期モノはブラスを使用していたんだZE☆」とGRAMの人が言っていました。
もう2年も使ってる上に磨いてないからだいぶ育ってます
CtDt
【協力・提供】GRAM Drip Tips
これね、全部CtDt
当時のGRAMの象徴と言える「先端がちょっと出ている」特徴的なデザイン。さらに薄いフィン。
ちなみにCtDtの「Ct」はGRAMの中の人のイニシャルです。
タカユウ「ところでぇ・・・なんで先っぽちょっと出てるんです?」
GRAM「なんでだと思いますか?」
タカユウ「(逆に聞かれるパターンね)っとぉ・・・落としたときに割れないように(小声)」
GRAM「いやもう全然違う。このドリチでいうと、黒い部分を咥えるでしょ?で、舌はそのちょっと先にあるでしょ?その舌により近いところに出口があるほうが、口の中で広がるまえの凝縮されたミストを無駄なく舌に送り込むことができる感じしません?それがいいのかはわからないけどそういうイメージ」
タカユウ「(ホントに全然違った)」
ということでした。はー!確かに。よく考えられています。
これは珍しくウッドを使用しているCtDtで、しかも黒檀。
渋くてカッコイイ。マジ卍。
FUTOME
【購入】本家販売サイト
そしてこの「FUTOME」。4番目のコンセプトドリチ。これも当時かなり人気で、販売開始するやいなや売り切れ続出で品薄になっていました。
コンセプトは「内径6mm」
この頃「背が低いのもカッコいいんんじゃね??」という考えが出てきたそうです。
とてもシンプルですが、シンプルさ故の使いやすさがあります。なにより見た目が美しい。
余談ですが、このレジンは既成レジンを削って形成したわけではなく、CHIKASHI氏がレジンを自ら混ぜ合わせるところからやるというこだわりっぷり。
そしてGramにはちょっと面白い造形のものもありました。
2穴DT
スクエアDT
【購入】池袋でのVAPEイベント
完全にイベントのノリで購入しました。
非常に個性的です。
タカユウ「なぜ2穴なのですか?」
GRAM「面白いかなーってw」
タカユウ「なぜスクエアなのですか?」
GRAM「一度作ってみたかったかなーってw」
今まで紹介してきたドリチについては個人的にはどれも「ここが好きだ!」というポイントがあるのですが、この2つに関しては一個も好みのポイントがありませんでしたw私はGRAM推しですけどこの子たちだけはどうにも好きになれなくてw
スクエアのものについてはそもそも合うアトマイザーが見つからなかったというのが大きな要因かと思われます。やはり味や吸い心地以外にもフィッティングの良さというが重要だということを再認識させていただいたドリチです。とはいえ、その作成難易度は通常の丸型よりもかなり高かったそうです。
2穴のドリチは「んー、、、見た目はまぁまぁかわいい。でもそれだけ」という感じです。
現在
SHIROIRO DT
【提供】GRAM Drip Tips
ウルテムのameiroDTや黒デルリンのkuroiroDTもあります。
一見普通のストレートドリップチップですが、控えめですが確かに「ニュッ」と先端が出ているデザインで、GRAMらしさが演出されています。
Mt.Fuji
【提供(クリア・黒デルリン)】GRAM Drip Tips
【購入(黒ポリカーボネイト・ウルテム)】Dr.Vaporほか
皆さんご存知Mt.Fujiです。これは本当に人気がありますよね。それこそ秒殺です。
BYOU☆SATSU
なんといっても見た目がいい。かわいい。
そしてくわえ心地がいい。ストレスがフリー。
ワイドボア寄りのくせにMTLセッティングでもうまい。なぜなのか。
カラーも豊富でブラック(デルリンとポリカーボネイト)、ウルテム、ホワイト(クリア?)に限定販売の赤。さらに「艶あり」と「艶なし」があって、なんかとにかく色々あります。
赤はDr.Vaporのリニューアルオープンで5個のみ(だっけ?)販売。というかみんなでじゃんけんして勝った人が買えるというもので私は買えませんでした。
私は買えませんでした。
とにかく、ドリップチップでここまでの満足感を得られるというのもなかなか珍しいでしょう。
それはそうとこのMt.Fuji。実はあるアトマイザー用に作られたことはご存知でしょうか?
そう、Nardaという世界的にも大人気で、販売されてかなり経った今でも高値で取引されているアトマイザー用に作られたものです。まぁこのアトマイザーは現在は販売自体していないうえに売りに出されてもプレミアムな金額なのでアレですが。
そして「Narda用に良い感じのドリチを作ってはどうか??」とGramに話を持ち掛けたのがピンピンである。
やはりそれ用ということで収まりの良さはバツグンです。
しかし現実にはNardaのみならずあらゆるアトマイザーにフィットしてしまいます。それがMt.Fujiです。
一度使ってみるとわかります、その良さが。
ということでMt.Fujiについては少し詳しく説明していきます。
画像ではわかりにくいですが、入口から出口にかけて広がるようにテーパーがかかっています。
どちらかというとGRAMでは珍しくワイドボア寄りになっているので、割と低抵抗で組んだアトマイザーでもストレスを感じさせません。
とはいえそのくわえ心地や吸い心地の良さから、MTL吸いでもゴキゲンに使うことが可能となっています。
有能。まさに万能。
横から見ると、名前の通り富士山のような形をしています。
そしてウルテムだとわかりやすいのですが、上半分くらいには富士山が雪をかぶっているように見えます。
タカユウ「狙ったんですね?」
GRAM「たまたま☆」
私はそれを知らずにここも磨いてしまおうと思いましたが「雪を溶かすなハゲ」って怒られちゃいました(*’▽’)
まだ使ったことがない人は一つだけでも買っておいたほうがいいと思います。しかも安いんだからもう言うことない。3000円でお釣りがくるニダ。
ワイドFuji
【購入】Dr.Vapor
ハーフインチ(810)サイズのFujiドリチです。
GOONにジャストフィットです。やはり咥える部分が大きくなるので、どうしても吸い心地は変わってきますが、やはりこういった形状が唇と相性がいいのかストレスは感じさせません。
これ、量産しているのかしら・・・?
これから
あのMt.Fujiのカスタムパーツとめちゃくちゃかわいいドリップチップの作成を考えているようです。
ということで本邦初公開なのかどうなのかわかりませんが、今回特別に紹介させていただきます。
Mt.FujiカスタムパーツMTL(仮)
右のパーツです。これをMt.fujiの中に挿入することによってワイドボア寄りの吸い心地をMTL寄りにしてくれるアフターパーツです。
ワイドボア寄りの内径だからこそできるカスタム。
革命的なアフターパーツだと思います。
アフターパーツによってカスタムできるパーツ。これによって低抵抗セッティングから高抵抗セッティングまでカバーできるという優れもの。
今まで咥える部分を変更できるドリップチップは存在していましたが、内径まで絞れるものは私は知りませんし、あったとしてもごく少数だと思うのでかなりレアなものであることは間違いありません。
ただ、ドリチに関して「MTLがいいから内径は細いほうがいい」とよく聞くけども、それならエアホールめっちゃ絞ればいいんじゃないかと思うタイプの人です。
これ、もし発売となればかなり売れると思います。
アメ色ぶったぎりDT(仮)
これはまた新しいプロダクトです。
ベースは左のドリチ。長さを短くしてキツめのアール処理をしたようです。
見た目がもうめちゃくちゃ可愛いです。
GRAMの中ではかなり短い部類のドリップチップですが、その短さゆえに似合うアトマがかなり多いというのが大きな特徴。
短いながらもフィンのおかげで存在感を確実に誇示することができます。
ただ、短いと見た目はいいですが、吸い方やアトマイザー上部の形状によってはアトマイザー上部に唇が触れる可能性があるため、熱をもちやすいセッティングのものについては熱く感じることがあるかもしれません。
だとしてもトータルではかなり高い満足感を得られるものだと思います。
どちらも発売が待ち遠しいですね!!
あと、これもピンピンの口添えがあったようです。もうピンピンはGRAMの中の人にカウントしてもいいんじゃないかと思うの。
可愛いマスコットキャラ
GRAMといえばあのかわいいマスコットキャラです。
名前:ねずみくん
冗談かと思う名前ですが、冗談ではなくねずみくんです。
まとめ
もはやどうやってまとめればいいかわからないけども、拡張性もありそうだし最低でもMt.Fujiは試してみてほしいというのが本音です。
あのHUSSARグループでもちょくちょくGRAMとの画像があがってきたりだとか、VERTIGOとのコラボが実現したりと、今後は世界的にも知名度をあげていくことは間違いないと思います。
今後の動向に注目しましょう。
チェン氏はすでに動画をアップしているので、そちらもチェックしてみてください。僕はこれから見ます。
ということで2017年もお世話になりました!!
来年もVAPE道をよろしくお願いいたします!!
Bye