「DRIP BOX by KangerTech」スターターレビュー

現在のスターターキットといえば、ペンタイプでもサブオーム対応。BOX型では温度管理なんかもデフォルトでついてくるような時代になってきました。

しかも温度管理ができるワイヤーの種類も、最初はNi200というビルド泣かせのヤワいワイヤーが主流でしたが,今ではビルドのしやすいTiも可能になり、SSやカンタルまでもが温度管理できるようになろうとしています。

ところが私は温度管理をあまり使わないので、正直そんなに惹かれる要素ではありませんでした。温度管理対応リプレイスメントコイルならかろうじて使うレベル。なのでVW機能さえあればいいという人間だったりします。

そんなTCスターター群雄割拠の中、Kangerより一線を画すスターターが発売されました。

KangerTech

「DRIP BOX」

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そうです,ボトムフィーダーのスターターです。

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 BF!!BF!!
 ⊂彡

BFといえばヨーロッパの一部と日本で大きな盛り上がりを見せていて,かつ私も大好きな機構を持つMOD。

とはいえ私はBFの記事を書いていないので,ライオンがVAPEしてるアイコンのブログとかActなんとかっていうブログを見てみればいいと思います。(あえてリンクを貼らないスタイルンゴ)

というわけで,ボトムフィーダーのスターターをレビューしたいと思います。

今回の提供は個人的に大好きなNugget売っているRock Me Vapeからです。いつもお世話になってます!

Nuggetはもっと評価されるべきだと思うんですけどね。

開封・付属品等

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  • DRIP MOD
  • SUB DRIP(アトマイザー)
  • microUSBケーブル 
  • 交換用ボトル
  • コットン
  • ミニドライバー
  • 交換用RBAデッキ
  • 取扱説明書
  • バッテリーに貼るシール

詳細

DRIP BOX
  • サイズ:90mm*22mm*45mm
  • ウェイト:90g
  • 素材:アルミ
  • ボトル容量:7ml
  • 使用バッテリー:18650
  • microUSB充電ポート付
  • 出力ボルテージ:3.7V
  • 出力最大ワッテージ:60W

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底面のバッテリーキャップはネジ式で反時計回りで開きます。Mという刻印があるほうにマイナスがくるようにバッテリーを入れます。

このMというアルファベットはマイナスを意味しているのかと思ったけど,どうやら違うみたい。

中心にある凸部分は,反対側のツマミを回すことで上下に調整できるので,ニップルトップ・フラットトップ共に使用できます。18650サイズであれば種類を選ばず,かつ調整が簡単なのは高評価でしょう。

ボトルキャップ側のキャップはマグネット式です。

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ボトルは下方向に引き抜けます。

MOD内でボトルの蓋の役割をするのは白いシリコンのような素材のパーツ。ボトルを引き抜くとき,ストッパーがついていることよにより,その白いパーツは引き抜けないようになっています。

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ボトル内のリキッドは矢印の穴から管を通ってアトマイザーへ供給される仕組みです。

使ってみるとわかるのですが,ボトル内にこの中心を走る管があることにより,ボトル片側だけ押す供給方法だと押ししろが制限されるので供給しにくいです。ボトル内のリキッド残量が少ないとその傾向が顕著に表れました。

このことから,ボトルを押す時は指2本でつまむように押してあげたほうがスムーズに供給してくれます

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スイッチ類はファイアボタン一つのみ。

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背面には毎度おなじみロゴマークを模したベントホール。

付属品にあったシールは,バッテリーに貼ることで全体的な色の統一感を作り出すため。

シールの分だけバッテリーが厚くなっちゃうから私は使いませんがね

SUB DRIP

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はい,こちらはアトマイザーです。標準的な22mmタイプです。

もちろんBF前提のためポジティブピンには穴が開いています。

分解

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左からデッキA,デッキB,スリーブ,トップキャップ

ドリップチップはトップキャップと一体なので交換不可。

そしてエアフローは1mm×11mmのスリットが2カ所に入っています。これ,全開だと中身が入っていないタピオカミルクティーのストローを吸ってるいるんじゃねーかと錯覚するようなスカスカ具合。

クラウドチェイス大会にも出られそう。

そんなエアフローも無段階で調整できるので問題はありませんが,それより気になるのが「エアフロー位置の高さ」

ちょっと高すぎるね。

エアフローからエアーをコイルに直接当たることで,コイルの温度上昇を抑える=コットンの焦げ防止になり,ミスト発生源であるコイルからのミストを効率的に取り込める=うまい。と信じているので,個人的には直接コイルに空気を当てたいのです。しかし,これだとどう頑張ったって直接当たらない。ガッデム。

 

デッキが分割できる仕様が珍しいですね。なぜ分割できるのか?メンテナンス性の向上もそうなのですが,実はこのDRIP BOX,デッキBまるまる交換用コイルとして売り出すという事実。

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こんな感じで売っているので,コイルを巻くこともコットンを通すことさえしなくてもいいのです。

BF初心者はおろかVAPE初心者でも使えてしまうという超親切設計

誰がビルドしてるの?もはやこれも機械でできちゃうの?というかホットスポットとかないの?という疑問をぬぐえない人はコットンを取り外して通電してからの使用をお勧めしますよー。

僕は人柱的な意味も込めて何もチェックせずに使用してみました。

しかし,若干太めのワイヤーが4巻き×2。抵抗値低そうすぎる。

デッキ内部

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デッキ内部はこのようになっています。

まず左のデッキAの真ん中から出てきたリキッドが,円周上付近にある8個の穴から溢れ出てくるようになっています。

使ってみると,穴が8カ所あることで効率よく,そしてまんべんなくコットンにリキッドを供給することができているように感じました。

使い方

いたってシンプル

ファイアスイッチを五回プッシュプッシュでON/OFF。

操作完了すると白く3回点滅します。

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カバンやポケットにしまう前には必ずOFFにするクセをつけましょう。

ポッケの中でスイッチが押されて,コットンが燃えて,あろうことかパンツも燃えて,最終的に全部燃えてしまったらイヤですもんね。

かくいう私もポッケ内通電は経験あるのですが,あれは怖い。

 

で,これは3.7Vの固定出力です。

つまり,3.7Vでウマウマ(・∀・)なセッティングをすれば,ずっとウマウマ(・∀・)できるということ

使ってみる

う゛ぉおおおおおおえええええええええええええええ!!!!!!!!!ゴッホゴッホ

予想だにしないあまりのミスト量を全開エアフローで吸ってビックリした私の喉のリアクションがこんなんでした。

あろうことか抵抗値を見もせず計りもせずに使った私が悪かったのですが

このコイルの抵抗値0.2Ω

少し太めのワイヤーで少ない巻き数だったので若干の不安を覚えたことをすっかり忘れていました。

ものすごい量のミストが出ます。コイル2個合わせて合計8巻きしかしていなのにこんだけミスト量が出るってのはすごいですね。

バッチバチ言いますもん。

これ,VAPE未経験者だと直肺なんて無理なんじゃないか・・・?

なぜスターターでそんな攻めた抵抗値をしてきたんや・・・

しかし不思議なのは先ほど散々「エアフロー高すぎなんじゃねぇのコレ。味すんの?コットンすぐ逝くじゃろ」と言っていたのを撤回しなければならない結果でした。

なかなかどうしてうまいんです。

ミストの量で味をカバーしているのか・・・?原因はわかりませんが、とにかくいい意味で裏切られました。

これはコイルとエアフローの位置と味の関係を洗いなおさなければいけないかもしれません。

コットンの話

ちょっと耳にするのが「コットンの味」。

「馴染むまでのコットンの味がまずい」というものですが,私はそんなに気になりませんでした。

個人差や相性もあるのでしょうが。

しかしこのコットン,やたら熱耐性に優れていると思うんですよ。

丸三日バフバフ炊きに炊きまくった結果をお見せします。

特別ですよ

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コレ。

多少の焦げは見えますが、普通丸三日もバフバフ炊いてたらこんなものじゃ済みません。

普通の手触りなんかも普通のコットンとは違う気がしますし、NATIVE WICKSやVCCのような直線的な繊維でもない。ファイバーフリークスとも違う。あ、いやリニューアルしたファイバーフリークスは使ったことないからわかんないや。知っている中で近いなと思ったのはKENDOです。しかしKENDOは最初のリキッドの馴染まなさがピカイチ(褒めてない)なのですが、それに比べたらすぐに馴染んだような気がするので・・・違うか。

うーん。僕わかんない。コットンマイスターに聞いてください。

ちなみに付属品の中にある四角いコットンは普通のっぽいんですけどねww

総評

BFといえば数万円を超えるものが多い現状で、なかなか手を出せない方も多くいらっしゃると思います。

ですが、BFを試してみたい!!!!という方には、激しくオススメできます。とりあえず買っておいて損はないはず。

もしBFが性に合わなくても、勉強代としてはこれほど安いBFはないのですから。

リキッドを持ち歩かなくてもいいというのがどれほど楽ちんか。タンクが好きな人はタンクを使えばいいです。ドリッパー派のあなたにこそぜひ体験してほしい一品です。

ただ、コイルは巻きなおさないと燃費がアホほど悪いです。ボトルの容量は7mlなのですが、タンクと同じような感覚でいたらたぶん、というか絶対驚きます。すぐなくなるので。

巻きなおす場合の個人的なオススメは0.6Ωくらいです。

3.7V ×3.7V÷0.6Ω≒22Wですので、味とミスト量をいいバランスで両立できると思います。ま、あくまで主観ですがね。

あ、あとすごくコンパクト。うまくこのサイズにまとめたなと思います。

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左のBFが大きいのではなくDRIP BOXがコンパクトなのだと思います。

なんか色々書きすぎて脈絡って何それおいしいの?状態だね。うんうん知ってる。知ってるとも。てへぺろ

購入はこちら↓↓

【提供】Rock Me Vape

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