「Ni70 by PROMIST VAPOR」【ワイヤー】レビュー。これはいいワイヤー。

Ni70

by PROMIST VAPOR

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【購入】PROMIST VAPOR

これはプロミストベイパーでオリジナル作成されたワイヤーで、M5+でガビッシュさんにお会いしたときに激しくオススメしていただいたものです。去年末に購入して初めて使用してからというもの、すっかり気に入ってしまい、最近はこればっかり使っています。こらー本格的にレビューしよかなということでレビューしてみようと思います。

Ni70?なんですかそのワイヤーは?という方もおられると思うし、私自身も良く分かってなかったりします。とりあえずPROMIST VAPORのHPでの説明を引用してみますね。

リビルダブルタイプのアトマイザーに使用するNi70(ニクロム)のワイヤーです。金属臭の少ない素材ですので大変おいしいミストを生成します。ニクロムは加熱速度が早く、通電時の立ち上がりが早いのが特徴です。Kanthal A-1ワイヤーよりも抵抗値が少し低くなる傾向にあります。
立ち上がりが早い分、吸い始めから意図した量のミストが生成されるため、吸い心地もよく、フレーバーにも良い影響が期待できます。RDAには特にオススメで、低めの抵抗値でビルドする爆煙傾向のアトマイザーにも最適な製品です。
使いやすいゲージのワイヤーですのでシングルはもちろんデュアルでお使いいただけます。

Ni70の特徴であろうところにマーカーをひいてみました。これだけ見てみても「おっ♡」と思う方がけっこういると思います。少なくとも私は「おっ♡」と思いました。金属臭が少なくてしかも立ち上がりが早いというのは大きなメリットとして捉えるべきポイントだと思います。

「VAPEのワイヤーっつったらカンタル一択だろうさ!!」と勝手に思っていたので、Ni80とかそういうわけわかなんないワイヤーは食わず嫌いしていましたので、ぶっちゃけ何にもわかりません。笑

なのでPROMIST VAPORのガビッシュさんに電話してNi70についていくつか話をお聞きしました。ニクロムってそもそもなんなのか?という点からスタートです。あとワイヤー以外の話もしたので、せっかくなので記載しておきますね。

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↑ガビさん(のアイコン)

 

タカユウ「ニクロムってなんですか?」
ガビさん「ニッケルとクロームでできた混合金属です。

タカユウ「Ni70の70って?」
ガビさん「混合率が70(ニッケル):30(クローム)のもの。Ni80は80:20なので配合率が違いますな

タカユウ「Ni80は以前からありましたが、どうしてNi70を作ろうと思ったのですか?」
ガビさん「なんかねー、80だとちょっと味が飛びやすいんですよね。それで、VAPE HOKKAIDOのシドウさんがNi70をオススメしてくれて、使ってみたらすごいおいしくて。で、シドウさんから25ゲージのリクエストがあったので作りました。作ってみたらすごい良かったwww

タカユウ「Ni70と80の違いを簡単に教えてくださいな」
ガビさん「80と70の違いは、まず80よりも70のほうがワイヤーとしては柔らかい。で、抵抗値は70のほうが若干高い。立ち上がりは80のほうが早いけども、80は味が飛びがち。しかし70はそんなことはなくおいしい。

タカユウ「そんなに変わるんですね。あと、25ゲージのみのリリースには理由があるんですか?将来的にバリエーションの増加は?」
ガビさん「一番使い勝手がいいと思って。25ゲージ以外はやろうと思うんだけども、値段が高いので考え中。高いのよw

タカユウ「Ni70の訴求ポイントは?」
ガビさん「立ち上がりが早いというのと、ガンクがつきにくいところですね。カンタルは鉄が含まれていて汚れやすいですが、Ni70は鉄を含んでいないので汚れに強いんですよ。

タカユウ「そりゃーいい。オススメの運用方法を教えてください」
ガビさん「カンタルよりも抵抗値が低くなるので、巻き数が稼げる。アトマイザーのデッキによっては巻き数があったほうがいい場合もあるので、とくにRDAの場合はそういう時に良いかもしれない。運用の幅が広がりますね。

タカユウ「ガビさんのブログの更新頻度をあげてほしいのですが?」
ガビさん「あーーー、ね。スコーピオンの新しいスコンカーが出てそれをレビューする予定ではありますけどね。なにやらMOD自体が熱をもつと色が変わるとか変わらないとかww

タカユウ「M5+に出没がなくなるという話は?」
ガビさん「ええ。今は週休7日です。
「爆笑」

こんな感じです。ガビさん相変わらずお茶目で好きです。「週休7日」ってなかなかのパワーワードですよね。

使ってみる

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まず気付いたのは、カンタルに比べるとけっこう柔らかいという点です。ただ、25ゲージというそこそこの太さなので扱いづらいとかコイルにしにくいということはあまり感じませんでしたね。よかったです。

使ってみて私が一番「おっ♡」と思ったのは、立ち上がりよりも汚れのつきにくさ。カンタルに比べると「そろそろリビルドする時期かな」ってなるまでの時間が圧倒的に長いです。

このツヤツヤな状態が長く使える→味の劣化が少ないと同時にリビルドの手間が減る→楽ちん→さいつよ

ここが一番気に入りましたね。

あとはデュアルで運用する際、3mmコア7巻でほぼ0.3Ωになるという点ね。これは完全に私の好みなのですが、デュアル運用の時にはとくに理由がなければ0.3Ωを狙います。そこを狙いやすい。シングルコイル前提のタンクなんかは0.6Ωくらいを普段狙っているので、上記のコイルを一つ作ればいい。

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【Switch Mods】

3mmコア/7巻/デュアル/0.31Ω

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【Dead Rabbit】

3mmコア/7巻/デュアル/0.3Ω

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【Skyline】

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【armor】

立ち上がりの早さについて

これについては電タバ貴族のまっさーさんが分かり易い動画を公開していましたがの、こちらで確認してみてください。Ni70ではなくNi80での比較ですが、基本的な考え方は同じことだと思われます。

つまり、立ち上がりについてはカンタルと比較すると

【抵抗値を揃えた場合(Niのほうが巻き数が多くなる)】
ほぼ同じ

【質量(巻き数とか)を揃えた場合】
Niのほうが格段に早い

こういうことになります。

ガビさんも言っていましたが「Ni70を使えるようになると、特にRDA運用の幅がかなり広がる」という点がかなりしっくりくる落としどころかなと思いました。ガビさんはスーパーソニックのビルドはNi70とカンタルのパラレルでビルドしているんだって。

アトマイザーのデッキ形状や広さによって狙いたいコイルのサイズがあると思うのですが、普段カンタルだけで実現が難しいセッティングがNi70(単品もしくは組み合わせて)ならば可能になる場面が必ず出てくると思うからです。

まとめ

  • 立ち上がり早い
  • コイル長持ちする
  • 単価はちょい高め
  • だが、長持ちするから相殺か
  • とくにRDAではビルドの幅が広がる
  • とりあえず一回使ってごらんよ

購入できるところ

PROMIST VAPOR

あとガビさんのブログね。

サボっているのかモチベーションが低下しているのかもうお歳なのか最近の更新はかなり少ないけども、ひとたびレビューにかかれば内容の深さはVAPEブログで1番だと思ってますし、私がだいぶお世話になったブログです。

Gabish Vape Blog – 電子タバコのひとりごと

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