「小さい」「漏れない」「おいしい」ペン型スターターが登場しました。
VapeOnly
「Arcus」
ちいちゃい!ちいちゃいのぉ!IQOSよりも短いのぉ!
VapeOnlyといえばAura miniやAuraが去年あたりに話題になったのが記憶に新しいところです。
その後継機あたる本機ですが,「後継機なの?」と思わせるほどの別物っぷりを遂げています。
個人的にはAuraとは路線が少し違う気がしますが,詳しくみていきたいと思います。
スペック
サイズ:16.8 × 104mm
出力(V):3.3V ~ 4.2V
出力(W):7W ~ 17W
バッテリー容量:900 mAh
コイル抵抗値:1Ω (10W~17W),1.5Ω (7W~11W)
タンク容量:2ml
開封
こんなような具合になっています。
そしてこのユーザーマニュアルなのですが,私は驚きました。
日本語でし!!しかも翻訳機かけたような変な日本語じゃないでし!!
これは本当に助かる人が多いのではなかろうか。
初めてVAPEを買ってみたものの,説明書が英語やら中国語で何を言っているのかわからなくて,結局使い方がよくわからない。という状況を回避できます。
慣れている人は感覚で「5回クリックとかでON/OFF切替えるタイプかな?」ってなんとなくわかりますけど,触ったこともない人はそんなことわかりませんからねw
付属品
- Arcusバッテリー×1
- Arcusアトマイザー
- 1.5Ωコイル(1Ωコイルはプリインストール済)
- USBケーブル×1
- Oリング×8
- ステンレススチールドリップチップ
- ユーザーマニュアル
900mAhのバッテリー容量を意識してなのか,コイル自体のサイズを意識してなのか付属コイルの抵抗値は高め。
というより最近のスターターのコイルは抵抗値が0.5Ω以下だったり低すぎると思っていたので,むしろ「これぞ本当のスターターぜよ!」と言いたくなりますね。
いや,良きかな。
Arcusバッテリー
だーっ!!って紹介します。
今回はいつもよりガッチガチ初心者の方に理解しやすいような説明してみます。
アトマイザーとの接合部。スプリング式の510接続。
*【510接続】今もっとも主流な「アトマイザーと本体が接続される部分の規格」。今売っているものはほとんど510だと思われる。
510部分が上だとすると反対の下の部分がこうなっています。
真ん中に開いている穴はベントホール。
*【ベントホール】万が一バッテリーが異常発熱を起こしバッテリー内部からガスが噴出してしまった場合,密閉されていると大規模に爆発する恐れがある。そのガスを外に逃がすための穴。これがない本体は買うべきではない。
ボタンはこいつ1つだけ。
2秒以内に5回クリックすることでON/OFFを切り替えられる。
起動に成功すると白く点滅する。
クリック感はカチカチ心地良い。やはり「押した感」があるスイッチが安心する。少し脱線するが,この光ってるところを撮影するのに5分くらいかかった。まさに渾身の1枚である。
これは充電用のUSBポート。付属品のUSBケーブルを差し込むところ。
充電するときはここを使おう。
差し込んで上手く充電できている場合,このように赤く光る。
ただ充電してるところをこんなにアーティスティックに撮影するとはたいしたもんだ。
さて,次はアトマイザー
Arcusアトマイザー
これね。アトマイザーね。紹介するの遅い気もしましたが,右も左もわからない人は下の過去記事を読めば右くらいはわかるかもしれないです。
過去記事:(仮)VAPEの原理~結局VAPEって何なのよ!!~
バラすとこんな感じ。何が何だかわからないですか?そうだと思います。
こういうものは自分でやってみるのが一番ですね。
各パーツがネジ式かOリングで接続されています。
ここまでバラせると洗浄のしがいがあるってもんですよ。新品おろしたての場合,機械油とかが残留しているおそれがあるので,一回洗ってあげたほうがいいかもしれませんね。モロに味に影響でますし,体への影響も懸念されます。
過去記事:
今平行して超音波洗浄機のレビューもしてるから,それは完成したら公開するンゴね。
コイルはこの出っ張ってるやつです。引っ張ります。ネジじゃないです。
コロンッ
こうなります。なんだか子供が産まれたみたい。
しかしこれがなかなか引っかかりがない部分なので引っこ抜きづらいのは否定できない。
これは抵抗値が1Ωのものでしたね。
それじゃ今度は逆サイドのトップキャップのほういきます。
一番上の部分を反時計回しにして取り外すと,こうなります。
ここからリキッドを入れるのですが,中心の穴には入れないように注意願います。
入れるのはその周りの部分からです。
ここっすね。
ちなみに僕は満タンに入れない派です。「リキッドの味を変えたいのにまだこんなにあるッ!!」という状況になりがちだからです。こういうところに性格がでます。
入れ終わりましたら,キャップをまたセットしてあげて完了です!
続いてエアフローの調整です
この楕円形に開いている部分が空気の通り道になり,その楕円形の幅を調整することによって吸い方に変化がでます。調整の仕方は,楕円形の穴が空いているエアフローリングを回転させるだけです。
ちなみに上の画像は全開の状態です。
そしてこちらが全閉です。
これは好みによって調整してあげてください。
説明は以上で終了
ここからは使ってみての感想だ。
吸ってみた
ドローは全開で。
うむ、ドローは少し重め。
セッティングを考えたらこれくらいがちょうどいい。
味ね。
うん。
味すっごい出るジャン!!
なんだこれすごいな。
ありがちな最初のコットン臭もしないから一発目からリキッドの味がします。
ミストも抵抗値の割にけっこう出るし。
IQOSの13倍くらいは出てそう。
一日使ってみた
まず,漏れとか気になるよね。カバンの中にポイーってして「カバンの中ベットベト!漏れてるfu×k!!」という経験が一度はあるよ!って方,多いのではないのでしょうか。
Auraもめったに漏れたりはしなかったので期待していましたが、
全然漏れないジャン!!
ここまでは偏差値60くらいですね。だいぶ高い。
あと気になるのはやっぱり
どれくれいバッテリーが持つか、だ
一日これだけで過ごしてみた。
これは本当に個人差ありますけど,僕の場合は
08:50 出勤前(VAPEタイム2分)
11:00 休憩(VAPEタイム5分)
12:30 昼休憩(VAPEタイム10分)
15:00 休憩(VAPEタイム5分)
18:00 退社時(VAPEタイム3分)
よくよく考えりゃ全然VAPEしてねージャン!!
当然ながらこのくらいなら全然余裕っす。
むしろ気になったのはアトマイザーのほう。
吸いきれない
わかります?重力に逆らいながらアトマイザー上部に君臨するリキッド。
砂時計のような形をしたチャンバーとタンク部が近すぎて,何かわからないけど表面張力的な(?)作用が働いてこんな状態になってしまった。
あと,下部にも気になる点が。
リキッドがあるように見えるのに
「イガッっときたぜぇ!!!!!!!!リキッドまだ入ってんジャン何でだよクソ!!!!!!!!!!」となった。
よくよく見てみると
「リキッドが供給口をよけているンゴ!!!!!!」
わかります?
こうなってるんですよね。これも何かの作用が働いているのでしょう。
まぁこれはリキッドの粘度が関係していると思うので,PG/VGの割合が60/40くらいならこうはならないのかしれません。
まとめ
- ◎味がよく出る
- ◎全然漏れない
- ◎超絶コンパクトなのでかさばらない
- 〇バッテリーは,ライトユーザーならば一日持ちそうだがヘビーユーズには向かない
- 〇使い方が簡単
- 〇安心の日本語説明書
- △リキッドによっては最後の最後までは吸いきれない
- △ミストの量を求める方には向かない
在庫不足でIQOSやPloomTechを買えなくてワナワナしている電子タバコ童貞処女の入門用に激しくおススメできる、かなり優秀な電子タバコでした。
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【提供】rockmevape(リキッドプレゼントがあるらしい)
とても面白おかしくて読みやすい記事でした。実際の使用に即したレビューなので大変参考になります。
ただ、文中で2回使われている「〜ンゴ」のうち、1回目の使い方が間違っているのが気になってしまいました…。
本来は「かわいそう」だとか「不運」なニュアンスを表現するために使われます。ご確認ください。
たいるさん
コメントありがとうございます。
少しでもお役にたてたようで大変嬉しく思います。
また、「~ンゴ」の使い方についてのご指摘もありがとうございます。それについての回答ですが、「~ンゴ」についての一般的な解釈としてはたいるさんの仰るとおりだと思います。
ただ、私の勝手な使用方法でそのニュアンスの幅を拡大しており、「うれしい」「たのしい」という場合でも使用を可とする。ということにしております。たとえば快感を得たときには「あああ!!気持ちいいンゴォォォ!!」というように。つまり「好んで誤用している」ということです。
これについて疑義はあると思いますが、御理解いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。